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おっさんによるおっさんのためのポケモン

ポケモン映画史上最高の駄作「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」の感想を怒りとともにお送りする

※注意※

本記事では、ポケモン映画最新作「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」についてネタバレあり、酷評しております。

不快に感じてしまう可能性もございますので、内容を承知の上で読むようにしてください。

 

 

毎年夏に公開されるポケモン映画。

ミュウツーイヤーということもあり、23本目(数え間違ってたらごめんなさい)にあたる今年は、初代ポケモン映画である「ミュウツーの逆襲」のリメイク版「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」が2019年7月12日公開となりました。

わたしとしては、もともとミュウツーの逆襲に対して酷評しており(詳しくはこちらの記事をご覧ください)、正直なところ、子供が見たいから見に行く、ピカブイでもらえる逆襲のミュウツーが欲しいから前売りチケットを買った、その程度の意気込みで特別楽しみにしていたとかはなかったんです。

それがもうね、ほんと逆の意味で驚きました。

もう駄作 of the 駄作。

King of 駄作。

いやいや、いくらなんでもこれはひどくない?

もし、これから子供と見に行こうと考えている親御さんがいらっしゃるなら、全力で引き止めます。

本記事では、いかにミュウツーの逆襲EVOLUTIONが駄作なのかについてお伝えしていきますので、初代と何が違うのか、どんな映画なのかが気になっているなら、ぜひ参考にしてください。

 


ミュウツーの逆襲EVOLUTIONは見る価値なし!

のっけから言っちゃいますけど、ミュウツーの逆襲EVOLUTIONは、見る価値ありません。

なぜ、わたしがここまできつい口調でお伝えしているかというと、初代ミュウツーの逆襲と本作であるEVOLUTIONには違いがほぼなにもないからです。

ストーリーも、ゲスト声優も、レギュラー声優もなにもかもですよ?

「いやいや、ちょいまて!」ってなりません?

さすがにおかしいでしょ。

たしかに、初代が公開されたのが1998年ですから、現代っ子がミュウツーの逆襲という映画に触れる機会が極端に少ないことを考えれば、それが正解なのかもしれません。

しかし、もともとのテーマが非常に重たい映画ですから、子供が「オラ、ワクワクすっぞ!」的なテンションで楽しめるものでもなく、我が家の子供に至っては後半寝てしまうくらいなのに、なんの改善もしないでそのまま公開って・・・

歓喜するのは大人だけ、というか、初代を見たことのあるおっさんだけで、現代っ子に初代のすごさを伝えるという意味ではあまり効果がないように感じられます。

そういった意味でも、わざわざお金を払ってまで映画館で見る価値はなく、レンタルが始まったら借りて見る、もしくは1年後あたりにテレビで放映されるのを待つくらいで充分です。

もう一度お伝えしますが、真新しいことはなにもありません。

期待するだけ無駄ですよ。

リメイクするならプラスアルファしましょうよ!

映画を見終わったあとの素直な感想は、「これ、いる?」でした。

昔のゾロアークみたいに、普通にソード&シールドからなにかポケモンを先行させた作品か、USUMをモチーフにした作品を作れって話ですよ。

ほんとうに何もかも一緒で、初代を知っている身からすれば、絶対に何か追加要素があると思うじゃないですか。

orasやUSUMなどのポケモンシリーズのリメイクでもかならず追加要素がありましたよね?

それがまるでなし、というか、なんだったら削られている(詳しくは後述します)わけですから、どうしたの?なんで?作った意味ある?とだれでも感じるのではないでしょうか。

せっかくリメイクするなら、プラスアルファの追加要素入れましょうよ。

なんのためにリメイクしたのよ。

ラストシーンに、その後コピーポケモンたちはどうなったのか、それくらい追加しても良いのでは?

エンディングテーマも大劣化で文句しかない

わたしがミュウツーの逆襲を酷評していることは前述したとおりですが、それでもエンディングテーマだけは今でも聞いているほど大好きな曲でして、歴代のテーマソングの中でも1位、2位を争うくらいLOVEしてます。

しかし・・・しかしですよ!

どうしたどうした。

リメイクして大劣化するってどういうことなん?

もう、ほんと、がっかりしました。

今回は、メインの小林幸子さんはそのままに、中川翔子さんを加えた楽曲にリメイクされたんですけど、これがまたほんとひどい!

いや、小林幸子さんはいいんですよ。

昔と変わらないきれいな声と伸び、聞いていて鳥肌が立つほど美しいです。

しかし、わたしが一番残念に思っているのは、最初に入ってくる女の子の歌声で、初代と比べたら申し訳ないけど聞くに堪えません。

そして申し訳程度にいらっしゃる中川翔子さんは、モノマネ感がすごくてきついです。

最近、アニメのエンディングの方も松本梨香さんのタイプワイルドを中川翔子さんバージョンで作ってましたけど、まんま松本梨香さんのモノマネで、なんのために歌い手を変えているのかまったく意味がわかりません。

大好きだった曲だけに、大幅な劣化はほんとうに残念で仕方がありませんね・・・


初代との違いは3DCG化した上に重要な部分を削っている

本作は、前述したとおり、初代からの変更点がほぼありません。

一応、大きく変化しているのがフル3D化くらいで、見ていて違和感しかなく、ポケモンと言えばいつものタッチで描かれているイメージが強くあたまに焼き付いているおっさんとしては、素直に受け入れられませんでした。

どちらかといえば”改悪”です。

絵柄に関しては、前作の「みんなの物語」のときでもやや受け入れがたいものはありましたが、それでも圧巻のストーリーと、押し寄せる感動の波に、最後は気にすることなく涙が流れました。

その時の感想はこちらの記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

2018年 ポケモン映画 みんなの物語見てきた!(ネタバレなし)

話が逸れてしまいましたが、やはり昔から長く続くシリーズの絵柄を変更すると賛否両論がかならずおきるもので、懐古厨の傾向にあるおっさんたちは抵抗感を感じる人も少なくないと思います。

本作の変更点は、実は3D化だけではなく、ストーリーの部分でも重要な部分を削っており、初代では納得できた部分が、EVOLUTIONでは???となってしまう場面があります。

それは、「アイ」の存在です。

※ここからは大きくネタバレします。イヤな人は見ないように気をつけてください!※

※ネタバレ注意※ ストーリーの根幹を揺るがす無駄な変更点

初代のミュウツーの逆襲には、冒頭でフジ博士の娘の「アイ」がミュウツーに様々なことを教えるシーンがあります。

それが本作ではすっぽりと抜けており、フジ博士がミュウツーを作り出した理由が、ただただ最強のポケモンを作りたいという欲望だけになってしまい、ミュウツーに大切なことを伝えられていないことになってしまいます。

その大切なこととは、「悲しくて涙を流すのは人間だけ」という感情に訴えかける一言で、この言葉があったからこそ、ミュウツーは流するポケモンたちを見て戦いをやめることができたわけです。

初代ですべてを知っているわたしたちおっさんが、大切なシーンがカットされている本作でどうして感動することができるのでしょうか。

サトシがあいだに入って死にかけるシーン?

ピカチュウ同士の殴り合い?

3Dの違和感が邪魔してなにも入ってこない上に、重要なシーンが抜けているって、もはや致命的ですよね・・・


子供と見に行くには不向きなポケモン映画№1

20本を超えるポケモン映画の多くは、どれもおもしろいものばかり、とは言い切れず、やはり中には暗いストーリーや、素直に受けいられないものもあります。

ちなみに、わたしの個人的なポケモン映画ランキングをこちらの記事でまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。

【号泣】大人が思わず号泣してしまう感動するポケモン映画ランキング!

上の記事でもミュウツーの逆襲がダメダメだと語っていますが、EVOLUTIONでさらに確信しました。

やはりポケモン映画は子供と見る機会が多く、単純明快でいて、迫力のあるバトルシーンがないと成立しないと考えています。

そうでないと、我が家の子供のように途中で寝てしまう、なんてことも充分にあり、せっかく映画館まで連れてきたのになぁ・・・と、親としては残念な気持ちになってしまいますよね。

本作が子供向けでない理由は、なによりもテーマの重さにあり、存在意義を求めるポケモンの話を理解し、純粋に楽しめる子供がどれほどいるのかほとほと疑問です。

せいぜいミュウツーが格好いいくらいにしか伝わるはずもなく、ミュウとなぜ争うのか、そしてコピーポケモンたちと戦う理由すら理解できないのではないでしょうか。

そういった観点から考えて、親子連れで見に行くには不向きな映画と言えます。

初代世代のおっさんたちには刺さる!・・・かな?

とはいえ、言ってもミュウツーの逆襲は初代ポケモン映画にして最高峰であり、歴代作品の中でも未だに興行収入と動員数が第一位と、世間の評価では間違いなく不朽の名作に位置しているはずです。

つまり、当時のちびっこにそれだけ多く見てもらうことができた、と解釈できますよね。

そのちびっこたちも、今ではわたしのように立派なおっさんになっており、昔の思い出補正で「やっぱりミュウツーの逆襲は最高だな!」と思えるかもしれません。

当時では理解できなかったストーリーも、大人になった今なら詳細に掴めるはずですし、これまで多くのポケモン作品に触れて育ってきたのなら、なおさら大きな感動を味わうことができるでしょう。

自分が見たいから子供をスケープゴートにするのもありと言えばありですね。

ミュウツーの逆襲EVOLUTIONの唯一の見どころはラスト

さんざん批評してきましたけど、実は、たった一か所だけ見どころがあるんですよ。

それは、故石塚運昇(初代オーキド博士の声優)さんがナレーションするシーンです。

劇場で聞いたときは「えっ!まさか・・・ね?」と半信半疑で聞いていた締めのナレーションですが、確認したところ、ニュースでも取りざたされていたようで、間違いなかったようです。

わたしたちおっさんにとっては、ポケモンのナレーションと言えば石塚運昇さんだったので、これはなんとも粋な計らいと言わざるを得ません。

あのときもう少ししっかり聞いておけば良かったと、今となっては激しく後悔していますが、映画を見終わった”不”満足感でいっぱいだったわたしには無理な話です。

次回作がまた何かしらのリメイクだった場合、また聞けるチャンスはありますが、望みは薄いでしょうね・・・

本作を見るなら「波動の勇者ルカリオ」を見た方がいい

なんやかんやとミュウツーの逆襲EVOLUTIONを散々こき下ろしてきましたが、見た方が良いとは口が裂けても言えない、駄作という評価付けは今後も変わることはありません。

同じお金を払うなら、過去作のポケモン映画を見た方がずっと感動的で、興奮を味わえます。

先ほど紹介したポケモン映画ランキングの記事で第一位にしている「ミュウと波動の勇者ルカリオ」なら、友情の大切さ、そして別れなど、おっさんでも思わず号泣してしまう感動的なストーリーと、レジシリーズから逃げ回る手に汗握るハラハラのストーリー展開など、ほんとうにおすすめで楽しめます。

まだ見たことがない人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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うす毛のおっさん
30歳を過ぎたあたりから「あれ?おまえアタマやばくね?」と周りから言われるようになりました。 最初は「え!マジで!?」みたいな大きなリアクションをとっていましたが、今ではノーリアクション! うす毛なんか気にしない!・・・つもり Twitter始めたので気軽にフォローお願いします。@usugeburoger