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看護師アニキの”裏”看護

精神科看護師が体験した壮絶な昼食介助の実情!これが日常茶飯事って…

 

ここ最近シリーズ化している「看護師アニキの”裏”看護」

看護師歴20年のベテラン「T君」が、看護師の闇について語ってくれているわけですが、今回で4作目となりました。

 

普通に生活しているわたしたちには知ることのできない、さまざまなお話を毎回持ってきてくれるんですけど、今回はT君が実際に体験した壮絶な昼食介助の実情について紹介したいと思います。

正直、毎回のようにこんなことが起きてるのに、T君、よく平然と仕事してるなぁっていうのがわたしの素直な感想です。


精神科看護師なら当たり前!?壮絶な昼食介助の実情

看護師アニキことT君は、内科兼精神科の看護師です。

どういうことかというと、内科は内科なんですけど、入院してくる患者さんの多くが心の病を患っている方が多い、ちょっと特殊な病棟らしいです。

よくわからないけど、精神科も兼ねている内科と思ってもらえればOK。

 

精神科にかかる患者さんと言えばうつ病とか、統合失調症とか、そういった病気があたまに浮かびがちですけど、意外にも認知症の患者さんが多く、病院内を徘徊したり、ご飯が自分で食べられなかったりと、なかなか大変とぼやいていました。

話を戻しまして、T君が勤務中でとくに神経を使うのが「昼食」だそうで、食堂に患者さんを誘導して一斉に食べてもらうわけですが、トラブルが絶えないらしいんですよ。

自分で食べられない患者さんにはマンツーマンで対応、患者さん同士でケンカが勃発、そもそも食事を拒否など、聞いてるだけで大変だなと思います。

でも、T君がほんとうに大変というか、怖いなと感じるのは「誤嚥」だそうです。

「誤嚥」が引き起こしたレスキュー顔負けの救助劇

 

わたしたちにはあまり聞きなれない「誤嚥」というキーワード。

読んで字の如く、うまく食べ物や飲み物を嚥下(飲み込む)することができず、気管などに詰まらせてしまうことを指しますが、下手したら窒息で死んでしまうこともある怖い状態でもあります。

で、ここからがT君が怖かったという体験談です(前置き長っ!)

ある日、いつものように昼食介助に当たっていたT君は、1人の患者さんが苦しそうにしているの発見します。

(誤嚥だ!)

そう判断したT君は慌てて駆け寄り、苦しそうにうめいている患者さんの口に手を突っ込んで詰まっているものを取り除こうとしました。

しかし全部は取り切れず、せいぜい口の中に入っていた残った食べ物だけしか処理できません。

事態に気づいた別のスタッフも急行、T君は後ろから羽交い締めにするような形で胸あたりをぐっと圧迫(詰まった食べ物を戻させる効果があるそうです)、別のスタッフは口に手を突っ込んで吐き出させるという、まさに死闘を繰り広げたそうです。

早急の対応が効いたのか、幸いにも詰まらせた患者さんは無事に吐き出すことができたようで、大事には至らなかったとT君は言っていました。

昼食介助の場ではこれが当たり前って聞いて震えた

 

話しを聞いたわたしは、正直言って内心ドン引きしました。

なんというか、看護師さんのお仕事って「はーい、お注射しますねー」とか「お薬ですよー」みたいな、もっと軽いものだと思っていたので、現場の実情をさも当たり前のように語るアニキの顔を見て、二度引きましたね(笑)

そのギャップたるや、もう破壊力抜群でした。

事実、上記のような事件は日常茶飯事のように起こるらしくて、大小さまざまなトラブルが発生するみたいです。

だからこそ、昼食に限らず患者さんの食事の場では気が抜けず、全神経を集中して見まわっているとT君は言っていました。

 

これがもし自分だったら?

そう考えると、恥ずかしい話しですがわたしは急激に怖くなりました。

わたしには看護師は無理ゲーですね。


なぜ精神科の患者さんは誤嚥が起きてしまうのか

先ほどのお話、あなたは患者さんに対してどんなイメージをもって読んでいましたか?

おそらくは高齢の患者さんで、あきらかによぼよぼな方を想像したかと思います。

そう考えた理由は至って簡単で、キーワードは「誤嚥」です。

「喉を詰まらせる = 年配の方」

と、わたしたちはとっさに結びつけてしまいますよね。

ですが、このお話の患者さんは40代半ばの男性です。

 

「えっ!?マジで!?」

 

このように驚いてもらえれば、わたしとしては思惑通りです(にやり)

あえて患者さんについての情報は出さないように、イメージを作ってもらいやすいようにお話ししてました。

そんなことはどうでもいいとして、そんな若いのに不思議だねって話ですけど、これには実は”裏”がありまして、そのことについても少しお話していきますね。

精神科患者さんの多くがこれで悩んでいる

 

実は、精神科にかかっている患者さんの多くは便秘や嚥下障害で悩んでいます。

とくに便秘の方はほんとうに多くて、下剤を使用していない患者さんはほとんどいないんじゃないのかなってくらいに、もう至極当たり前なことだそうです。

「いやいや、なんでよ?」

って話ですけど、理由は非常にシンプル。

精神科で処方されるお薬の影響です。

いわゆる副作用の一種らしくて、便通異常や前述したような嚥下障害が頻繁に起こるらしいです。

心を安定させるためにお薬を飲むのに、そのせいで体のあちこちに弊害が出るのはどうなのよって話ですよね。

詳しいことはわたしにはわかりませんが、そういったこともあって、食事の際には精神科看護師たちは緊張が走るんだよという、今回はそんなアニキのお話でした。

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うす毛のおっさん
30歳を過ぎたあたりから「あれ?おまえアタマやばくね?」と周りから言われるようになりました。 最初は「え!マジで!?」みたいな大きなリアクションをとっていましたが、今ではノーリアクション! うす毛なんか気にしない!・・・つもり Twitter始めたので気軽にフォローお願いします。@usugeburoger